ヘラクレスオオカブトの人工蛹室(オアシス)の作成方法!
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ヘラクレスオオカブトの人工蛹室(オアシス)
カブトムシの王様と言えば、ヘラクレスオオカブトと言う方が多いのではないでしょうか?私、個人もこのヘラクレスオオカブトは大好きです(^_^)
そんな、ヘラクレスオオカブトの人工蛹室の作り方を今回は紹介していこうと思います♪
ヘラクレスオオカブトが飼育ケースの中で、蛹室を外側に作った場合などは蛹室が狭いため蛹化不全や羽化不全になる可能性があります。
この場合は、角が曲がってしまったりするので人工蛹室に移して飼育するようにしましょう!
また、ヘラクレスオオカブトのオスは蛹室を横向きで作ります。国産カブトムシは縦なのでここが国産と外国産の違いですね。では、いってみよう(=゚ω゚)ノ
ヘラクレスオオカブトの人工蛹室で必要なもの
*オアシス
100円均一の園芸用で大丈夫です。
*カッター
出来れば、刃の大きな方がカットしやすいです。
*プラスチック容器
オアシスが入る容器なら、基本どんな容器でも大丈夫です。
*スプーン
オアシスを掘るのに使います。
ヘラクレスオオカブト人工蛹室の作り方
①オアシスをカットする
オスの場合は、カットしなくても大丈夫です。
②スプーンもしくはマジックで掘る目印を付けて掘る。
掘る大きさに関してですが、長さは蛹の2倍の長さ、横幅は蛹の1.5倍の幅が必要です。
③頭からおしりにかけて、20度〜25度の傾斜を付ける。
④オアシスに水分を含ませて、削った傾斜の部分などを指のはらで、しっかり滑らかに仕上げます
⑤水で洗い流して軽く水切りをして完成です!
*前蛹を入れたら、こんな感じ
*蛹を入れたら、こんな感じ
⑥最後に、オアシスをプラスチック容器に入れて通気用の穴を開けたフタをしたら完成です!
*注意点としまして、頭側の方は返しを作らないで下さい。角が曲がる原因になります。角度を付けるのもこのためですね。
もし、『自分で作るのが面倒くさい!』という方は、以下のような外国産のヘラクレスなどの大型種用が販売されています。
ヘラクレスオオカブトの人工蛹室の温度は?
ヘラクレスオオカブトの人工蛹室の管理温度は、常温でも大丈夫ですが、25度辺りの温度で管理するのが理想です。
ヘラクレスオオカブトの幼虫の管理温度は、20度〜25度なのでこの辺りの温度を目安にしても大丈夫です。30度を超えるような高温での管理は危険なので気を付けて下さい( ´ ▽ ` )ノ
ヘラクレスオオカブトの前蛹を人工蛹室に移す際の注意点
ヘラクレスオオカブトの幼虫が蛹室を作って、数週間しか経っていない場合は、まだ前蛹になっていません。
そのため、この状態で人工蛹室に移すと、また蛹室を作ろうとして動き回ってしまうため、人工蛹室がボロボロになりますし、最悪の場合は体力を使い切って死亡する危険もあります。
ですので、幼虫が蛹室を作ったのを確認してから1ヶ月が経って、人工蛹室に移すことを勧めます。
幼虫の脚が完全に固まって体が伸びた状態で尾部に縦皺が多数入っていれば人工蛹室に移してもOKです。前蛹の固くなった棒状で移すのがベストですね♪
そして、前蛹から蛹まで1ヶ月、蛹から羽化まで1ヶ月・・・というような流れで成長していきます。今回は、ヘラクレスオオカブトの人工蛹室の作り方でした( ´ ▽ ` )ノ