クワガタの人工蛹室をオアシスで作成する方法!
今回のテーマはこちら↓
クワガタの人工蛹室〜オアシス編〜
前回では、ティッシュペーパーを使って人工蛹室を作る方法を紹介しました。
今回は、園芸用のオアシスを使ったクワガタの人工蛹室の作り方を紹介します(^_^)小学生でも出来るレベルなので心配しないで下さいね♪それでは、いってみよう( ´ ▽ ` )ノ
クワガタの人工蛹室オアシスで必要なもの
*オアシス
安いもので100円ショップに行けば売っています。
*カッター
カッターに関してですが、小さなカッターで切ると断面がガタガタになってしまうので、出来れば大きめの刃でサクッと切った方が簡単ですね( ´ ▽ ` )ノしかし、お子さんと一緒に作る場合は小さい刃の方が安全です。
*スプーン
*容器
オアシスを入れる容器ですが、大きいプリンカップ、もしくはタッパや以下のような程よいケース。
人工蛹室オアシスの作り方
①オアシスの長さを前蛹、蛹に合わせてカットします。
②次に、人工蛹室を掘るための枠をスプーンでオアシスにあとを付けておきます。長さは蛹の2倍ほどで、幅の目安は蛹の1.5倍です。
2cm(蛹の幅)×1.5=3.0cm
この幅でスプーンを使って枠のあとを付けて、くり抜きます。
③頭からおしりまでで、だいたい25度ぐらいの傾斜を付けて掘ります。おしりの方を少し深く掘っていったらうまいこと斜めになります。
④オアシスに水分を含ませて、指で擦って表面を滑らかに仕上げます。そして、最後に水ですすいでカスを取り除けば完成です。
もし、どうしてもオアシスの削りカスが気になる場合は、内側に霧吹きで湿らせたティッシュペーパーを2、3重にしてセットして、さなぎを入れるようにすれば、カスが付くことはありません。
*前蛹を入れた様子
*蛹を入れた様子
⑤最後に蛹や前蛹を入れたオアシスを、プリンカップなどの容器に入れて通気用の穴を開けたフタをしたら完成となります(^_^)
人工蛹室に移す必要がある場合はどんな時?
ティッシュペーパーの人工蛹室を作る記事で、『蛹室の崩壊』と『露天蛹室』を説明しました。これ以外にもありますので、ご紹介しておきます。
①『蛹室形成の失敗』という時にも人工蛹室に移します。
サナギが羽化するのに必要なスペースはサナギの2倍の広さが必要です。ビンの側面から見たら見にくいですが、どう見ても小さい蛹室だったら人工蛹室に移さないといけません。
②次に『角度』が悪い場合も人工蛹室に移す必要があります。
蛹室の角度は、水平〜25度ぐらいが理想ですが、異常なぐらい斜めになっている場合があります。この原因は、マットの湿度が高すぎる時に起こりうる現象なんですが、あまりに斜めだと、サナギが羽化出来ず亡くなってしまう場合があります。
③そして、『形成場所』についてです。
もし、サナギが飼育ビンの底面で蛹室を形成していたら人工蛹室に移す必要があります。この場合、羽化する時に脚が滑って反転出来ずに羽化不全になる危険があります。一部だけなら大丈夫ですが、サナギ全体が飼育ビンの底面で確認出来るような場合は必ず、人工蛹室に移して管理するようにしてください。
④あとは、『蛹室の湿度』についてです。
蛹室の湿度が高いと、水が溜まってサナギが息が出来なくなり亡くなってしまうことがあるので、このような場合は人工蛹室に移してください。
最後に・・・
以上のことを参考にしてオアシスの人工蛹室を作ってください。
また、オアシスは使用済みのものを使わないでください。雑菌が付いている可能性があるので新しいオアシスを使用しましょう!もし、再利用する場合は必ず消毒してください。保管する場合は、消毒して乾燥状態で保管するようにしましょう!
では、今回はクワガタの人工蛹室〜オアシス編〜でした( ´ ▽ ` )ノ